個人事業主、フリーランスなどのクラウド会計ソフトのシェア率は、やよいの青色申告オンラインが57%、freee会計が20.6%、マネーフォワード クラウド会計が14.8%となっています。
一般的にシェア率で商品、メーカー、企業を選ぶというのは生活上安全なことだと思います。
より多くの人に支持されているからシェア率も高いわけです。
逆に信頼を失った商品、メーカー、企業のシェア率は必然的に落ちていくでしょう。
一方、明確な数値として現れるシェア率は信用できますが、曖昧な誇大表現は全く信用できません。
例えば「日本最大級のひとつ」などという表現は天下のNHKなどでも使われています。
本来、最大はひとつです。
その最大が「級」がつくことにより曖昧になる。
さらに最大級がいくつもあってそのうちの「ひとつ」にすぎない。
逆に拡大解釈をすると、例えば「100しかないもののうち1つだけ小さい。99は大きく(最大級)、その99のうちの1つにすぎないものは「最大級のひとつ」になるわけで、最大である1/100ではなく、99/100、つまりほとんどは「最大級のひとつ」です。
マネーフォワード クラウド会計、freee会計、やよいの青色申告オンラインなどはどう表現するのでしょう。
日本最大級のクラウド会計ソフトのひとつ
(※個人事業主、フリーランスなどにおいて ※大企業は除く ※当社調べ)
というのは冗談ですが・・・
上場企業 大企業の会計ソフトのシェア率は? クラウド会計ソフトに上場しているいないは関係ない
- 上場企業 大企業の会計ソフトのシェア率は? クラウド会計ソフトに上場しているいないは関係ない
- 大企業のクラウド会計ソフトシェア率は? 大企業のシェア率というデータはない マネーフォワード クラウド会計なら社員数301名以上の導入事例も
- freee会計?マネーフォワード クラウド会計?聞いたことない? 勘定奉行やMJSは超大企業向け
- freee会計、マネーフォワード クラウド会計、やよいの青色申告オンラインと上場の関係は? 上場するにはクラウド会計ソフトは不可欠 やよいの青色申告オンラインは上場していない
- 個人事業主、フリーランスなどのクラウド会計ソフトシェア率は? やよいの青色申告オンライン 53.9%、freee会計 25.4%、マネーフォワード クラウド会計 15.5%(2022年データ)
- 中小企業のクラウド会計ソフトシェア率は? freee会計が32.3%、マネーフォワード クラウド会計が19.2%、やよいの青色申告オンラインが15.4%(2021年データ)
- freee会計、マネーフォワード クラウド会計、やよいの青色申告オンラインでおススメは? 比較しているので参考にしてください。
- まとめ
上場企業 大企業の会計ソフトのシェア率は? クラウド会計ソフトに上場しているいないは関係ない
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- クラウド会計ソフトに上場は関係ない
- クラウド会計ソフトは企業規模で選ぶ
- 個人事業主、フリーランスなど、中小企業、大企業のデータが参考になる
上場企業の会計ソフトのシェア率は?ということですが、結論から言うと、会計ソフトに上場は関係ないということになります。
上場企業とは証券取引所で株式の売買ができる企業です。
上場企業に人数は関係ないのです。
例えば、東洋経済オンラインの「正社員の少ない」上場企業300社ランキングによると、社員1人でも上場している会社があります。
つまり上場企業と企業規模とは関係がないのです。
クラウド会計ソフトを選ぶ際に考慮すべきは企業規模です。
個人事業主、フリーランスなどが選ぶべきクラウド会計ソフト、中小企業が選ぶべきクラウド会計ソフト。大企業が選ぶべきクラウド会計ソフト。
つまり上場企業がどのようなクラウド会計ソフトを使っているかは、その上場企業の企業規模に左右されます。
上場しているかしていないかはクラウド会計ソフトに関係がないので、そもそもそのようなデータを集める意味がないのです。
個人事業主、フリーランスなど、中小企業、大企業のシェア率のデータが参考になります。
ちなみに会計ソフト、クラウド会計ソフト、クラウド確定申告ソフトなどの名称の違いですが、製品はすべて同じです。
会計ソフトは今やクラウドの時代ですので、会計ソフトとクラウド会計ソフトは同じ。
会計ソフトの利用目的として、最も多いのは確定申告であり、クラウド会計ソフトの会社もその時々で「クラウド会計ソフト」と言ったり、「クラウド確定申告ソフト」と言ったりと変わります(確定申告時期、需要ならはクラウド会計ソフト、経理、会計、収支管理目的の需要に対してはクラウド会計ソフトなど)。また同じソフト会社のWebページの中でも呼び分けるなどの傾向が見られます。
ちなみに似たようなことで、当ブログでもやよいの青色申告を弥生の青色申告オンライン、弥生、弥生会計と表記することがありますが、基本的にはすべてやよいの青色申告であり、またやよいの青色申告オンラインシリーズをそのように表現しています。
個人事業主、フリーランスなどや、中小企業で上場企業のシェア率が気になった方は
個人事業主、フリーランスなどや、中小企業で、上場企業のシェア率が気になった方は、上場企業という括りでのシェア率のデータはないので、下記、個人事業主、フリーランスなど、中小企業、大企業のデータを参考にしてください。
大企業のクラウド会計ソフトシェア率は? 大企業のシェア率というデータはない マネーフォワード クラウド会計なら社員数301名以上の導入事例も
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私の知っている限り、また調べる限り、大企業のクラウド会計ソフトのシェア率のデータはありません。
マネーフォワード クラウド会計なら社員数301名以上の導入事例も紹介しています。
(出典:マネーフォワードHP)
freee会計?マネーフォワード クラウド会計?聞いたことない? 勘定奉行やMJSは超大企業向け
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やよいの青色申告オンラインはまだ聞いたことがあっても、freee会計やマネーフォワード クラウド会計は聞いたことがない人もいるかもしれません。
逆に知名度が高いのは勘定奉行やMJSなど。
テレビCMをよくやっているから、ということもありますが、実はそれらの会計ソフトはまさに大企業向けなのです。
一覧にしてみました。
有名大企業が使っている有名なクラウド会計ソフト
SuperStream-NX
鈴与シンワート株式会社
提供形態:オンプレミス、パッケージソフト、SaaS
対象従業員規模:全ての規模に対応
やよいの青色申告オンライン会計
やよいの青色申告オンライン株式会社
提供形態:パッケージソフト
対象従業員規模:全ての規模に対応
勘定奉行クラウド
株式会社オービックビジネスコンサルタント
提供形態:クラウド、SaaS
対象従業員規模:全ての規模に対応
Plaza-i
株式会社ビジネス・アソシエイツ
提供形態:パッケージソフト、オンプレミス、クラウド
対象従業員規模:50名以上
SAP Business ByDesign
SAPジャパン株式会社
提供形態:クラウド、SaaS
対象従業員規模:100名以上 1,000名未満
MJSLINK NX-Plus 財務大将
株式会社ミロク情報サービス
提供形態:パッケージソフト
対象従業員規模:1,000名未満
ネット上にはあまりに情報が乏しいため、ITトレンドというIT製品の比較、資料請求サイトのランキングから引用させていただきました(シェア率がわからないのが残念なところです)。
「勘定奉行」、「やよいの青色申告オンライン」、「OBIC」、「MJS(ミロク情報サービス)」などが出てきました。あとは個人的に知っているのは「SAP」です。
見ていただければお分かりになられるかと思いますが、対象従業員規模が全ての規模に対応というのもありますが、50名以上、100名以上 1,000名未満などです。
また、提供形態がクラウドももちろんありますが、オンプレミス、パッケージソフト、SaaSなどがあります。
オンプレミス ( 英語: on-premises(オン・プレミシズ))とは、情報システムのハードウェアを使用者(通常は企業)が自社保有物件やデータセンター等の設備内に設置・導入し、それらのリソースを主体的に管理する運用形態をいう。自社運用(型)とも訳される。 (出典:wikipedia) |
SaaS(サース、Software as a Service)は、必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア(主にアプリケーションソフトウェア)もしくはその提供形態のこと。一般にはインターネット経由で必要な機能を利用する仕組みで、シングルシステム・マルチテナント方式になっているものを指す。 (出典:wikipedia) |
freee会計、マネーフォワード クラウド会計、やよいの青色申告オンラインと上場の関係は? 上場するにはクラウド会計ソフトは不可欠 やよいの青色申告オンラインは上場していない
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自社が上場するのにクラウド会計ソフトが必要なのか?と言う問題と、逆にfreee会計、マネーフォワード クラウド会計、やよいの青色申告オンラインは上場しているのか?という問題です。
上場するにはクラウド会計ソフトは不可欠
自社が上場するときに、クラウド会計ソフトが必要なのか?という点で考えます。
これは必要です。
上場企業と未上場企業の違いは
外部に情報を開示する必要がある
提出すべき書類がとても多い
会計・経理の業務の負担も大きい
内部統制が重視される
つまり、上場企業にクラウド会計ソフトは不可欠なのです。
やよいの青色申告オンラインは上場していない
やよいの青色申告オンライン、マネーフォワード クラウド会計、freee会計の3社のうち上場しているのはマネーフォワード クラウド会計、freee会計の2社。
やよいの青色申告オンラインは上場していません。
個人事業主、フリーランスなどのクラウド会計ソフトシェア率は? やよいの青色申告オンライン 53.9%、freee会計 25.4%、マネーフォワード クラウド会計 15.5%(2022年データ)
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やよいの青色申告オンライン53.9%、freee会計が25.4%、マネーフォワード クラウド会計が15.5%
(出典:MM総研HP)
クラウド会計ソフト選択の判断基準はシェア率だけじゃない
クラウド会計ソフト選択の判断基準はシェア率だけではありません。
私はUI(ユーザーインターフェース)、サポートがもっとも重要だと思っています。
また、料金、確定申告に向けてのアプローチ、途中経過、e-Taxとの連携も要素となります。
私はクラウド会計ソフトを3つ全部使ってレビューしました。

クラウド会計ソフトは最大65万円の青色申告特別控除が受けられる 青色申告ができる
クラウド会計ソフトは、最大65万円の青色申告特別控除が受けられ、青色申告ができます。
どうせ確定申告するなら、複式簿記&e-Taxで青色申告。最大65万円の青色申告特別控除を目指したいものです。

中小企業のクラウド会計ソフトシェア率は? freee会計が32.3%、マネーフォワード クラウド会計が19.2%、やよいの青色申告オンラインが15.4%(2021年データ)
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freee会計が32.3%、マネーフォワード クラウド会計が19.2%、やよいの青色申告オンラインが15.4%、
(出典:MM総研HP)
freee会計、マネーフォワード クラウド会計、やよいの青色申告オンラインでおススメは? 比較しているので参考にしてください。
シェア率がわかったところで、その他の判断材料はなんでしょうか?
私はUI(ユーザーインターフェース、画面)、サポートが最も重要だと思っています。
その他にも、料金、確定申告に向けてのアプローチ、途中経過、e-Taxとの連携も考慮すべきです。
レビューやUI(ユーザーインターフェース)がわかる画面の動画入りの比較記事を作りました。
>freee会計、マネーフォワード クラウド会計、やよいの青色申告オンラインの比較記事はこちら

まとめ
上場企業のクラウド会計ソフトのシェア率は?ということでしたが、クラウド会計ソフトに上場しているいないは関係ありません。
大企業のクラウド会計ソフトのシェア率は、大企業のシェア率というデータはありませんが、マネーフォワード クラウド会計なら社員数301名以上の導入事例もあります。
freee会計?マネーフォワード クラウド会計?聞いたことない?という人もいると思いますが、勘定奉行やMJSは超大企業向けなのです。
個人事業主、フリーランスなどのクラウド会計ソフトのシェア率はどうか?というと、 やよいの青色申告オンライン 53.9%、freee会計 25.4%、マネーフォワード クラウド会計 15.5%(2022年データ)です。
中小企業のクラウド会計ソフトのシェア率は、 freee会計が32.3%、マネーフォワード クラウド会計が19.2%、やよいの青色申告オンラインが15.4%(2021年データ)です。
freee会計、マネーフォワード クラウド会計、やよいの青色申告オンラインと上場の関係については、上場するにはクラウド会計ソフトは不可欠です。またクラウド会計ソフトの会社が上場しているか?というと、やよいの青色申告オンラインは上場していません。
freee会計、マネーフォワード クラウド会計、やよいの青色申告オンラインでのおススメについては、比較しているので参考にしてください。