税務署による記帳指導を体験してわかったこととは? 複式簿記は難しいなど

税務署による記帳指導を体験してわかったこととは? 複式簿記は難しいなど税務署
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毎年確定申告前になると、微妙にバージョンアップしたe-Taxや確定申告書等作成コーナー推しの「確定申告はじまるよ」キャンペーンが微妙な芸能人を使って行われます。

決まって「スマホでカンタンに確定申告ができた!」と芸能人が実演と大袈裟なリアクションをします。

またメディアもそれを取り上げます。

さて、確定申告のキモは何かというと青色申告です。

青色申告の目的は青色申告特別控除です。

青色申告特別控除を受けるには複式簿記を行わなければなりません。

その複式簿記が難しいのです。

求められるのは国税庁が複式簿記ができるクラウド会計ソフトを無料で提供することです。

結局それはできないのですから、無駄な混乱を招かずに、青色申告特別控除青色申告複式簿記は、例え有料でもコストに見合う安価な民間のクラウド会計ソフトに任せておけばいいのにと思います。

e-Taxだって使えるのですから。

税務署による記帳指導を体験してわかったこととは?
複式簿記は難しいなど

税務署による記帳指導を体験してわかったこととは? 複式簿記は難しいなど

  • 税務署による記帳指導を体験してわかった3つのこと
    • 最大65万円の青色申告特別控除がオトク
    • 複式簿記は難しい
    • 税務署の記帳指導ではクラウド会計ソフトが使われている

税務署主催の記帳指導に行ってわかったことについて、結論から言うと、

  • 最大65万円の青色申告特別控除がオトク
  • 複式簿記は難しい
  • 税務署の記帳指導ではクラウド会計ソフトが使われている

ということでした。

もう開業して2回の青色申告をしました。

開業して、開業届を提出すると、管轄の税務署から記帳指導の案内が届きました。

私からすると、税務署というと警察署より怖い存在のイメージ。

ただ後述のようにいろいろ有益な情報を聞くことができました。

特に印象に残ったのは最大65万円の青色申告特別控除でした。

後述の記帳指導では体験版のクラウド会計ソフトを使ってるという内容ではありませんでしたが、その点については国税庁のホームページで言及されていますので、後述したいと思います。

私が体験した記帳指導

開業すると、税務署から案内が届き、記帳指導を受けに行きました。

私の管轄の記帳指導は、専門の税務職員が担当されていました。

記帳指導といっても、実際のところ細かい話を聞いてもサッパリわかりませんでした。

だから無益な時間を過ごしたかというと、そうでもなく、以下のような情報を得ることができました。

  • 最大65万円の青色申告特別控除がオトク
  • 複式簿記が難しいから青色申告を個人でやるのは難しい
  • e-Taxを使った方がオトク
  • その他、税理士、軽減税率の話など

最大65万円の青色申告特別控除がトク

カンタンに言うと、最大65万円の青色申告特別控除がおトクということです。

最大65万円の青色申告特別控除というのは、法改正によって設定された控除額です。

最大65万円の青色申告特別控除の法改正についてカンタンに書くと、

  • 青色申告特別控除が65万円から55万円に減る
  • 基礎控除額が38万円から48万円に増える
  • 個人事業主、フリーランスなどの青色申告特別控除が55万円から65万円に増える
  • 結果的に10万円控除額が増えて減税になる

法改正により青色申告特別控除は最大65万円に

ということです。

>最大65万円の青色申告特別控除がオトクにつきましてはこちら

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複式簿記が難しいから青色申告を個人でやるのは難しい

私が体験した記帳指導は、管轄の税務署が主催し、説明はその管轄の税務署の職員の方が担当されていました。

印象的だったのは、その税務署の職員の方が青色申告を推奨しながら、個人で青色申告するのは難しい言っていたことです。

また、私の管轄の税務署の記帳指導では案内はありませんでしたが、国税庁が記帳指導の案内のメインとなる部分にパソコンによる記帳指導、クラウド会計ソフトを使用しての記帳指導とうたっていることを考えると、やはりクラウド会計ソフトはデフォルトと考えるべきです。

青色申告のなにが難しいかと言うと、青色申告には複式簿記が必須だということです。

複式簿記を覚えるは難しいです。

また、複式簿記を覚えることは意味のあることではありません。

>複式簿記が難しい件につきましてはこちら

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e-Taxを使った方がオトク

これはもう、最大65万円の青色申告特別控除に必須のe-Taxですので言うまでもありません。

最大65万円の青色申告特別控除を受けるにはe-Tax複式簿記が必須なのです。

>e-Taxにつきましてはこちら

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その他、税理士、軽減税率の話など

その他、もちろん税理士の案内もしていました。

また私が記帳指導に行った2019年には、消費税の軽減税率の問題にかなりの時間を割いていました。

パソコンによる記帳指導は国税庁のホームページで言及されている

・パソコンによる記帳指導はある

・パソコンによる記帳指導ではクラウド会計ソフトが使われている

パソコンによる記帳指導については、国税庁のホームページで言及されています。

Google検索で「国税庁 記帳の仕方がわからない」で検索すると、「記帳の仕方がわからない方へ – 国税庁」と表示されます。

引用すると、

「記帳指導」には、国税局が準備した体験版の会計ソフトを利用した「パソコンによる記帳指導」と主にパソコンをお持ちでない方などを対象とした「税理士による個別の記帳指導」があります。

また、「記帳の仕方がわからない方へ」の記述の中に「記帳指導ってなあに?(PDF/131KB)」というリンクがあります。

(出典:国税庁HP)

それが上の画像です。

何故か近畿地方の案内ですが、「体験版の会計ソフト(無料)でらくらく記帳できます。 」との記載があります。

そもそも記帳指導ってなに?

・記帳指導とは、帳簿のつけ方や決算の手続まで、確定申告の手続などのアドバイス

そもそも記帳指導とはなんなのでしょうか?

記帳指導ってなに?

  • 記帳指導とは、税理士やパソコンの指導員などから、アドバイスを無料で受けることができる制度
    • 帳簿のつけ方
    • 決算の手続
    • 確定申告の手続

記帳指導とは、税理士やパソコンの指導員などから、帳簿のつけ方や決算の手続まで、確定申告の手続などのアドバイスを、無料で受けることができる制度のことです。

記帳指導を受けてわかったこと クラウド会計ソフトを使うのがいい

・クラウド会計ソフトなら難しい青色申告ができる

・私もクラウド会計ソフトを使っている

記帳指導を体験した得た内容としては、

  • 最大65万円の青色申告特別控除を受けるべき
  • 青色申告にはe-Taxと複式簿記は必須
  • 複式簿記は難しい(税務職員も言っていた)
  • 税務署の記帳指導にもクラウド会計ソフトが使われている

というものです。

私は、その記帳指導を体験した結果から、クラウド会計ソフトを使うことになり、もう2回青色申告をしました。

私は3つのクラウド会計ソフトをすべて使ってレビューしています。

>3つのクラウド会計ソフトのレビュー記事はこちら

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まとめ

税務署による記帳指導を体験してわかったこととは?ということでしたが、複式簿記は難しいことなどがわかりました。

私が体験した記帳指導をまとめてみました。

パソコンによる記帳指導は国税庁のホームページで言及されています。

そもそも記帳指導ってなに?かというと、記帳指導とは、税理士やパソコンの指導員などから、帳簿のつけ方や決算の手続まで、確定申告の手続などのアドバイスを、無料で受けることができる制度のことです。

記帳指導を受けてわかったことの結論は、クラウド会計ソフトを使うのがベターだということです。

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